小説家久保一郎の独り言

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help リーダーに追加 RSS 六 内偵調査(2)

<<   作成日時 : 2007/11/02 15:24   >>

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 高校時代、優等生として通っていた小山は、成人した後でも、どうしても外せない付き合いの酒席には出るが、その流れから二次会に誘われても、殆ど参加することはなかった。
 そんな小山を女性に興味がない変わり者だと見る者もいて、同性愛者ではないかとまで言う者もいた。だが小山はそんな周囲の声に、否定するでもなくまた肯定するでもなく、無関心を装って相手にしていない様子だった。
 もちろん小山は年齢相応に成長を遂げており、女性に対する興味自体はあったのだが、自分から進んで風俗関係の飲食店舗に遊びに行こうとは思わなかっただけだった。
 見かけによらず生真面目な性格から来る自分に対する自信の無さと、そんな店に行かなくとも女性と接触することなど簡単だという気持ちがない交ぜになって、小山を風俗関係の飲食店から遠ざけていた。
 ちょうど一週間前のことだ。九鬼から内偵調査を命じられた。

 続く

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