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「大林さん、どうして俺があの人と一緒に行くことになったんですか」 子供のように尖らせた口で、小山は初めての内偵調査の相方に不満を漏らしていた。 「どうしてって、畏れ多くも課長補佐で在らせられる」 「だからどうして俺には補佐が付いてくるんですか。俺が補佐に嫌われているのは、大林さんも知っているじゃないですか」 『だからなんだけどなあ』という言葉を胸にしまったまま、大林は九鬼に言われたままに答えることにした。 「課長補佐と一緒に行くと言う奴が、どこにもいないんだよ。お前ならきっと大戸さんと一緒でも大丈夫だと言ってるんだ」 「誰ですか、そんないい加減なこと言ってるのは」 「班長だよ。そのまま伝えていいな。小山はいい加減なこと言わないで欲しいと言って断りましたとな」 「わかりました。行きますよ、行きゃいいんですよね。班長に余計なことは言わんで置いてください」 続く |
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