過去の退去強制事実が今になって露見した事案(11)

 取り敢えずの再入国から三ヶ月が過ぎた頃、外国人は成田の入管に呼ばれた。
 三ヶ月掛かって、やっと処分が決まったのだ。
 再入国許可に基づく上陸許可証印は取り消され、外国人は出発地に向けて送り返された。
 本人の話では、送還では無いと言うことだったので、退去命令を受けたのだと推定される。
 推定と言ったのには理由がある。本来であれば、認定申請時に遡って審査をやり直して、聴聞を経た後に取り消しをして退去命令という流れになる筈だ。
 そうして在留資格及び再入国許可について取り消しておかなければならない筈だ。
 だが、外国人の話を聞いた限りでは、そのような手続きが行われた形跡も無く、旅券上に貼付された証印シールは再入国許可証印シールともども取り消してはいないし、旅券を見る限りは今回の再入国について口頭審理の結果、退去命令としたと考えられる。
 実際にどのような取り扱いとしたのかは、直接問い合わせるのが良いのだが、認定申請、変更申請、再入国許可による上陸申請、それらの場面で本来あるべき措置を執らないで、その場限りの措置を繰り返してきたこれまでの経緯から、さらに驚くべき話になりそうな気がする。

 続く

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