(愛猫)コジロウが逝ってしまいました(2)

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 コジロウと出会ったのは十四年前の1997年5月のことだ。その頃シーズンチケットを持っていた浦和レッズの公式戦を観戦するために、早朝から開場に備えて自由席の順番待ちをしていた。
 並んでいるのはいつものメンバーが多く、顔見知りとなっていた。列の先頭の方で人だかりがあり、妻がその様子を見に行って来ると、「見沼の田んぼに子猫が捨ててあったんだって。今、里親募集をしているらしいよ。ねえ、飼っちゃ駄目?」と小首を傾げながら俺に言う。
 前年の五月にムサシという犬を貰い受けて飼っていた俺は、猫は余り好きではなかった。
 野良猫などを相手にすると、くしゃみが止まらなかったり、痒くなったりして、猫にアレルギーを持っているんじゃないかと思っていたんだ。
 でも、犬は世話が大変だから嫌だといっていた妻に無理を言って、犬を飼わせてもらった俺はその犬の世話も妻に任せっきりだったから、もともと妻が好きだった猫を飼わざるを得なくなったのだ。
 渋々子猫たちが入れられている段ボール箱を覗き込んだ俺の眼に三匹の子猫が飛び込んできた。
 今はもう他の二匹がどんな猫だったのか覚えちゃいないが、その中の一匹がトラ猫のコジロウだった。
 箱の中に手を突っ込んだら、トラ猫のコジロウが真っ先に俺の手に飛びついてきて、じゃれ始めたんだ。
 こうしてトラ猫のコジロウは、我が家の飼い猫になった。

 続く

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