(愛猫)コジロウが逝ってしまいました(3)

 家にやって来たコジロウ、最初は名前なんかなかった。犬にムサシとつけたから、猫はコジロウだと俺が言った。
 念願の猫を飼うことができた妻や子供たちから異を唱える言葉は出てこなかった。
 コジロウは生まれてから一ヶ月くらいだったのか、小さくて賢そうで、男前のきりりとした顔をしていた。
 その行動はどうかと言えば、やんちゃで少し乱暴だった。でもコジロウに噛まれても、引っ掻かれても俺は少しも痛くなかった。
 ときどき頭にきて追い掛け回したりもしたけれど、男の子は多少やんちゃで元気な方が良いと考えている俺は、コジロウが大好きだった。
 我が家に来たコジロウが先ず挨拶しなければならなかったのは、1年先輩のムサシとの対決だ。

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 コジロウは両後ろ足で立ち上がると、小さな身体を目一杯使ってムサシと対決したんだ。
 気持の優しいムサシはそうしてコジロウと遊んで、あっという間に仲良くなった。
 ムサシとコジロウはそれから十四年余りの月日を、時に唸ったり、吼えたりしながら、外遊びが好きになったコジロウが、家に入れてもらえなくなったときには、ムサシの家で朝まで一緒に寝たりもしていた。
 家の中では、娘のおもちゃの家に入り込んだり、最初に買ってもらった猫のぬいぐるみで遊んだりもしていた。
 初めの頃はコジロウより大きかったぬいぐるみも、直ぐにコジロウの方が大きくなったね。コジロウは成長するが、ぬいぐるみは成長しないからね。

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まだ続く

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