今を生きる入国警備官のために 怒りのコントロール(3)

i 怒りの沸点が高い俺はそれまでの人生の中で、あまり人に裏切られたり、侮辱されたり、謂われない暴力を受けたことはなかった。
 つまり比較的に幸せな人生だった訳だ。それは自分にとって良い環境であったのだろうが、人の悪意について感じる能力が鈍感になってしまうことにもなったようだ。
 悪意に満ちた言動を善意に解釈したり、貶めようとする言葉に対しても、良いように解釈し受け止めたり、そこの浅い褒め言葉に対しても素直に喜んだりしていた。
 流石に俺も馬鹿ではないので、長く接している内にその言動に対して疑念を抱いて、怒りを覚えることになるのだが、その時には自分の怒りを鎮めることも叶わず、制御不能となることが多かった。
 制御不能となった怒りの開放は、時に苛烈ともなり、自分に理があるにも関わらず、結果として行き過ぎた言動となって、非が自分に向かってくることがある。
 それに対応するには、怒りを覚える沸点を低くして、溜まりに溜まった状態になるのを事前に防ぐ事が有効だと考えた。

 続く

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