警備処遇中の事故について考える(9)

 不幸にして収容中に被収容者が負傷したり、死亡したり、看守勤務についている警備官が負傷する事故も起きていた。
 俺の経験の中では、集団暴動事件の際に乱闘状態となって、制圧したときには気づかなかったが、その後、打撲や出血を伴う傷を負っていたこともあった。
 事故の原因を後で精査検証すると、多くは本来制圧や説諭する方に油断があったと考えられるものが多い。
 安易に単独で収容室に入り、鍵を奪われて逃走されそうになり、それを阻止するために騒擾状態となって制圧するために負傷したり、戒具を使用して説諭中に、適正な監視体制を執らなかったがために、被収容者が思わぬ抵抗を示し転倒して死亡するに至ったり、施設点検を随時行っているにも関わらず、予算上の問題で、施設の老朽化に適切に対応できなかったことによる事故もあったが、それらの全てにおいて言えるのは、事件、事故を起こさない、起こったときに迅速に対応するためには、看守する側の入国警備官の日々の注意深い観察と起こりうる可能性の想定に対応する研究、そして自らの能力の把握にかかっていると俺は思っている。

 終わり

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