留学生の集団失踪について考える

 ニュースでちら見しただけなので、正確性に欠けるかもしれないが、福祉系の大学の研究生が集団で疾走したとのこと、俺はその時、かつてあった酒田短期大学の事件を思い起こした。
 学生数の減少に対処するために、ブローカーのような日本人男性を理事長に迎えた酒田短期大学が、大幅に外国人の留学生を迎えたが、地方の大学で学生たちのアルバイト先がないことから、学生たちが学校を離れ首都圏に移動し、留学条件を満たすことができない状況になった。
 窮余の一策として、大学側は東京都内にサテライト校舎を設置し、視聴覚授業で対応しようとしたが、出席確認も曖昧で、授業内容も稚拙な状況であったことから多くの学生の在留期間更新が認められず大きな問題となった。
 根底にあるのは、学生数さえ確保できれば補助金も受けられ、入学金や授業料さえ入れば良いとする大学側の思惑と、学生でいる間は、アルバイトで稼げるからという留学生側のニーズが合致したことによるものである。
 断定はしないが、今回の事件についても根底にあるのは、そういうことだ。
 現代の奴隷制度と揶揄された研修生制度、優秀な人材を養成することを目的とすべき留学生制度、その本来の趣旨に立ち戻らなければ、4月から施行されるという新たな外国人の受け入れについても暗い影を落とすものとなりかねないと思う今日である。

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