警備処遇中の事故について考える(6)

 説諭、被収容者が規則を守らなかったり、指示に従わず抵抗したり、収容場内の秩序維持のために、別室などで説諭することがある。  そうした中で不幸にも死亡した事故が発生している。そうした事故に俺は直面したことはないが、一度、俺が係長として勤務していた時のことについて話をしよう。  その当時、収容場内はある国の収容者が多く、同国人が纏まる…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

警備処遇中の事故について考える(5)

 事故処理は、救急隊に引き継いで終わりとなるのだったが、俺には未だ、やらねばならないことがあった。身柄を受け入れるに当たって、引き渡された状況に違和感を覚えたからだ。  朝の点呼を終えてから、それは俺の心の中にずっとわだかまっていた。  身柄を送り出した拘置所へ電話して、それははっきりとしたのだった。 「昨日、貴所から身柄受領した…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

警備処遇中の事故について考える(4)

 それは朝の点呼を終えて、収容場内がほっと一息ついている時に起こった。  非常ベルが鳴り響く中、俺は副看守責任者のMとともに、第一ボックス横の保護室に向かった。  そこには心臓マッサージとともに、マウストゥマウスを施している二名の入国警備官がいた。救急車の手配、上司への報告を終えた俺は、自損行為に及んだ被収容者の身柄が64条に基づく…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

警備処遇中の事故について考える(3)

 次に、収容中の外国人の縊死事件に遭遇したときには、警備係長になっていた。  不法残留事件で起訴され、執行猶予付きの判決を受けた外国人を収容したときのことだ。  入所手続き中から、奇声を発したり、ウロウロと動き出したり、挙動不審のその男を、当初雑居房に収容したが、同収者からの苦情が相次いだことから、保護房に収容することになった。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

警備処遇中の事故について考える(2)

 俺が現職中に遭遇した警備処遇中の事故、縊死事案に二回遭遇している。  最初は反対番の処遇中に発生した在日韓国人の縊死事件だった。採用されたばかりの俺は、深夜に緊急召集がかかり何も分からず理解の範疇を超えた事態に困惑するばかりだった。 当時、採用されたばかりの俺には、彼が縊死するに至った事情は窺い知ることもできなかったが、十五分に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

警備処遇中の事故について考える(1)

 先日、次のような新聞記事を見ていて、警備処遇について考えてみた。  入管収容中のベトナム人死亡 頭痛訴えるも専門検査なし  法務省入国管理局は4日、退去強制処分を受けて東日本入国管理センター(茨城県牛久市)に収容中のベトナム人男性(当時47)が今年3月、くも膜下出血で死亡した際に、1週間前から体調不良を訴えていたのに、外部の病…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

今を生きる入国警備官のために 怒りのコントロール(5)

 俺は通常、少し乱暴な口調で話すことが多いのだが、それも怒りをコントロールするために、結果有効なものとなっている。 もともと地声が大きいのに加えて、ぞんざいな口調で指摘したり、反論したりすると、相手は俺が怒っていると考えるので、意外にこちらの説得や指示に従うこととなった。  逆に俺の怒りが本当に募ったときには、ことさらに丁寧な口調…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

今を生きる入国警備官のために 怒りのコントロール(4)

 如何に温厚な俺と言っても(ここは笑うところだ)、嫌な言動に遭遇したり、上司から理不尽な指示を受けたりして、それなりにストレスが溜まってしまうこともある。  溜まり方が緩やかで許容量が多い俺は、ほんの少しのストレスに対しても、その場で発散するようにしたのだった。  収容場での点呼の時に、騒然として無秩序な状態にあった室内で、手にした…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

今を生きる入国警備官のために 怒りのコントロール(3)

i 怒りの沸点が高い俺はそれまでの人生の中で、あまり人に裏切られたり、侮辱されたり、謂われない暴力を受けたことはなかった。  つまり比較的に幸せな人生だった訳だ。それは自分にとって良い環境であったのだろうが、人の悪意について感じる能力が鈍感になってしまうことにもなったようだ。  悪意に満ちた言動を善意に解釈したり、貶めようとする言葉…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

明けましておめでとうございます2018

 明けましておめでとうございます  昨年は一進一退の一年でしたが、今年はそれまでためにためたバネを一気に開放できるよう、スタートダッシュよろしく、頑張りたいと思っています。  昨年、お世話になった方々にも、ご恩返しできるように頑張りますので、本年もよろしくお願いします。  身辺状況も大きく変わるような今年一年、吉凶合い半ばするよう…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

今を生きる入国警備官のために 怒りのコントロール(2)

 人はどんな時に怒りを覚えるのだろう?暴力を振るわれた時、侮蔑された時、謂れ無き非難中傷を浴びせられた時、様々なケースが考えられるが、怒りの衝動が沸点に達するまでには、個々人の性格や対峙する相手の態様によっても違ってくる。  俺は自分で比較的に怒り易い性格だと思っていたが、実際はそれほどでもなく、あまり人の言葉や態度に直ちに反応してい…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

今を生きる入国警備官のために 怒りのコントロール(1)

 最近、ロードレイジ、路上の怒りについての事件が多々発生しているが、入国管理局の職員にも、怒りの感情が湧いて、とんでもない状況に置かれることもある。  収容場の警備において、違反調査時において、護送そして送還時において、様々な事件が、事故が起こったことがある。  それらの中で、不可抗力の事故であるものもあれば、個人的な感情のコントロ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

未だにある入管職員の偏見と差別意識(5)

 両者に共通して言えることは、共に電話による会話において、被差別的な対応を受けたと感じていることだ。  これはどのような職種の人であっても、十分に気を配って対応しなければならないことの一つだ。顔の見えない相手に対する語調や言葉の選択を誤ると、時に相手をクレーマーと化したり、場合によっては録音等をされて、訴訟問題となったりすることもある…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

収録された放送分がカットされていたらしい

 審判をやっていて、知人から「収録されたのがカットされているみたいです」と連絡があった。  大きなニュースが入ったら、お蔵入りするとは言っていたが、それがどうも大義のない衆議院解散の話らしい。  北朝鮮有事の対応はどうなったんだ?
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

久し振りの番組収録

 明日、午後に浦和駅近くの会議室で、フジテレビの報道番組の収録がある。  放送は、日曜日、7時半からの新報道2001。  俺は当日、上尾のグランドで審判なので見ることができないが、興味がありましたら、是非、見てやってください。
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

未だにある入管職員の偏見と差別意識(4)

 結婚を届け出てから氏名が夫の氏に変更されても、旧旅券の氏名で認定証明書が発付されても、氏名変更の事実は新旅券に記載される筈で、問題は無いものと思いながらも、慎重で心配症の彼は入管に問い合わせることにした。  「問題ないですよ」という回答を期待した彼に、入管の審査官は「どうして氏名が変更されてから、認定申請をしないのですか?皆さんそう…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

未だにある入管職員の偏見と差別意識(3)

 もう一つには、年齢の離れた婚姻に関する入管とのやり取りに関係する話だ。  日本人の男性がフィリピン人の女性と結婚した。然程珍しい話ではない。男性が年上で、女性が若いというのもよくある話だった。  ただ、その男性は生真面目で、マスコミ関係の職業柄、手続等についてきちんとしたものを心がけているというところでよくある話とは違っていた。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

未だにある入管職員の偏見と差別意識(2)

 特別永住者の中には、特権意識が強く、ちょっとした言葉使いに、過敏に反応して怒り出す者もいたが、彼は温厚な人物で、特別永住者であることに意識を強くしている訳でもなく、韓国人であることに誇りを持って生きてきているから、多くを語ることはないが、これまでも偏見や差別の中で生きてきたものだから、多少の言葉使いに敏感に反応する人物ではない。  …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

未だにある入管職員の偏見と差別意識(1)

 外国人、それもアジア系の外国人に対する差別意識、それが一般の日本人だけではなく、外国人の入国在留管理を行う権限を持つ入国管理局の職員の中に存在するとしたなら、それは思想信条の自由などという問題ではなく、外国人を相手にする入管職員としては不適格と思うし、即刻辞職すべきであると考えるものだ。  そのような職員がいるということを、最近、続…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

在留特別許可されました

 出頭申告してから、一年と六ヶ月、やっと在留特別許可が下りた。日本語以外は話せない米国人の女性の案件だった。  一度も国籍国に行ったこともない女性だから、紛失した旅券の申請にも難渋したが、退去強制にはなることはないと思っていた。  その確信があったにせよ、今日これまでの間には、いろんなことが起きて、私事に関する内容にまで関わることに…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more