テーマ:外国人

十年の時を超えて

 土曜日、バングラデシュのクライアントと会うことになった。  十年くらい前に俺が面倒を見たらしい。申し訳ないが、覚えていない。  その人物が、今回、どうしても俺に会って相談したいと言ってきた。  場合によっては、また、俺がやることになる。  それにしても嬉しいのは、十年の時を経てもなお、俺のことを覚えていて、俺を頼ってきたところ…
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自分の人生なんだから、きちんと予定を立てなくちゃ

 俺は自分が関与したクライアントには、適宜、連絡を入れて生活相談や更新申請や変更申請の案内などをしているのだが、常に連絡が取れるようながクライアントばかりではない。  連絡が滞っているクライアントに限って、勝手な判断で思いもよらない状況に陥っている者もいる。  今回、連絡してきた者もそうだった。色々と弁解してはいたが、結局、根拠のな…
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同性パートナーに在留特別許可

 在留特別許可、それは入管法に違反している外国人に、その置かれている状況に応じて、本来は在留が認められない者に対して、人道上の救済措置として与えられるものである。  これまでは日本人や永住者等を配偶者としている者乃至は日本人等の実子を養育している等の人道上の配慮が必要な者に対して、在留が特別に許可されてきた。  それが同性のパートナ…
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留学生の集団失踪について考える

 ニュースでちら見しただけなので、正確性に欠けるかもしれないが、福祉系の大学の研究生が集団で疾走したとのこと、俺はその時、かつてあった酒田短期大学の事件を思い起こした。  学生数の減少に対処するために、ブローカーのような日本人男性を理事長に迎えた酒田短期大学が、大幅に外国人の留学生を迎えたが、地方の大学で学生たちのアルバイト先がないこ…
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年末に思うこと

 今年も残すところ一週間となった。色々なことがあった一年の締めくくりに、少し振り返り見るのも悪くはないか。  やり残したことはないだろうか?あるある、結果が出ていない案件や、振り込まれていない報酬もある。  新たな年に持ち越したくはないが、こればかりは相手次第と来ているから、しょうがないかな。  取り敢えずは、思いを残すことなく、…
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六年前の事案

 今日、浦和で面談した案件は、六年前に相談を受けた案件だった。  複数回の入管法違反を犯して在留しているもので、すこぶる悪い状況の外国人だ。六年前には、少し考えてみると言っていたのが、昨日、突然、、面談の申込みをしてきた。  状況は六年前と何ら変わらないのだが、今回は自分の人生をかけてみるつもりのようだ。  その覚悟が本物なら、俺…
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外国人労働者の受け入れについて考える(2)

 外国人労働者の受け入れ拡大のための出入国管理法の改正案に関連し、法務省は19日、受け入れ先の企業などから逃げ出した外国人技能実習生2870人への聞き取り調査の詳細を衆院法務委員会の理事らに示した。実習生の多くが月給を「10万円以下」、母国の送り出し機関に支払った額は「100万円以上」と回答しており、「国際貢献」をうたいながら「安価な労…
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外国人労働者の受け入れについて考える

 外国人労働者の受け入れ拡大に向けて、政府が来年4月の導入を目指している新たな制度の骨子が明らかになった。一定の技能水準と日本語能力を身につけた外国人を対象に、在留資格「特定技能」を新設し、熟練具合に応じて「1号」と「2号」に分ける内容で、より熟練した「2号」は家族帯同や長期滞在が認められるようになる。  就労目的の在留資格は現在、大…
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警備処遇中の事故について考える(9)

 不幸にして収容中に被収容者が負傷したり、死亡したり、看守勤務についている警備官が負傷する事故も起きていた。  俺の経験の中では、集団暴動事件の際に乱闘状態となって、制圧したときには気づかなかったが、その後、打撲や出血を伴う傷を負っていたこともあった。  事故の原因を後で精査検証すると、多くは本来制圧や説諭する方に油断があったと考え…
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警備処遇中の事故について考える(8)

 何のことはない、そこには床に正座した被収容者が映し出され、その前で説諭しているのであろう警備官がいた。  警備処遇上許されている革手錠や金属手錠を使用している場合は、警備官の配置に気をつけないと不慮の事故が起きかねないところ、戒具は使用しておらず、二人の警備官が前後に位置して、順々と諭している様子であった。  それで一先ずは安心し…
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警備処遇中の事故について考える(7)

 それはこういうことだった。説諭のために連れ出した先の部屋には、室内が見渡せる監視カメラが設置してあった。連行した警備官はその監視カメラに自分が被っていた帽子を掛けたのだった。  それはそれから室内で起こる状況を、俺に見せたくないという意思表示であると考えた。  まさかとは思うが、取り返しのつかない事態が起こらないとも言えないと考え…
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今夜、難民の話をします

今夜、九時から放送される、abemaTVのニュース番組「AbemaPrime」に生出演します。 よろしければ見てください。難民関係の話です。 https://abematimes.com/posts/4415822
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警備処遇中の事故について考える(6)

 説諭、被収容者が規則を守らなかったり、指示に従わず抵抗したり、収容場内の秩序維持のために、別室などで説諭することがある。  そうした中で不幸にも死亡した事故が発生している。そうした事故に俺は直面したことはないが、一度、俺が係長として勤務していた時のことについて話をしよう。  その当時、収容場内はある国の収容者が多く、同国人が纏まる…
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警備処遇中の事故について考える(5)

 事故処理は、救急隊に引き継いで終わりとなるのだったが、俺には未だ、やらねばならないことがあった。身柄を受け入れるに当たって、引き渡された状況に違和感を覚えたからだ。  朝の点呼を終えてから、それは俺の心の中にずっとわだかまっていた。  身柄を送り出した拘置所へ電話して、それははっきりとしたのだった。 「昨日、貴所から身柄受領した…
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警備処遇中の事故について考える(4)

 それは朝の点呼を終えて、収容場内がほっと一息ついている時に起こった。  非常ベルが鳴り響く中、俺は副看守責任者のMとともに、第一ボックス横の保護室に向かった。  そこには心臓マッサージとともに、マウストゥマウスを施している二名の入国警備官がいた。救急車の手配、上司への報告を終えた俺は、自損行為に及んだ被収容者の身柄が64条に基づく…
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警備処遇中の事故について考える(3)

 次に、収容中の外国人の縊死事件に遭遇したときには、警備係長になっていた。  不法残留事件で起訴され、執行猶予付きの判決を受けた外国人を収容したときのことだ。  入所手続き中から、奇声を発したり、ウロウロと動き出したり、挙動不審のその男を、当初雑居房に収容したが、同収者からの苦情が相次いだことから、保護房に収容することになった。 …
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警備処遇中の事故について考える(2)

 俺が現職中に遭遇した警備処遇中の事故、縊死事案に二回遭遇している。  最初は反対番の処遇中に発生した在日韓国人の縊死事件だった。採用されたばかりの俺は、深夜に緊急召集がかかり何も分からず理解の範疇を超えた事態に困惑するばかりだった。 当時、採用されたばかりの俺には、彼が縊死するに至った事情は窺い知ることもできなかったが、十五分に…
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警備処遇中の事故について考える(1)

 先日、次のような新聞記事を見ていて、警備処遇について考えてみた。  入管収容中のベトナム人死亡 頭痛訴えるも専門検査なし  法務省入国管理局は4日、退去強制処分を受けて東日本入国管理センター(茨城県牛久市)に収容中のベトナム人男性(当時47)が今年3月、くも膜下出血で死亡した際に、1週間前から体調不良を訴えていたのに、外部の病…
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今を生きる入国警備官のために 怒りのコントロール(5)

 俺は通常、少し乱暴な口調で話すことが多いのだが、それも怒りをコントロールするために、結果有効なものとなっている。 もともと地声が大きいのに加えて、ぞんざいな口調で指摘したり、反論したりすると、相手は俺が怒っていると考えるので、意外にこちらの説得や指示に従うこととなった。  逆に俺の怒りが本当に募ったときには、ことさらに丁寧な口調…
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今を生きる入国警備官のために 怒りのコントロール(4)

 如何に温厚な俺と言っても(ここは笑うところだ)、嫌な言動に遭遇したり、上司から理不尽な指示を受けたりして、それなりにストレスが溜まってしまうこともある。  溜まり方が緩やかで許容量が多い俺は、ほんの少しのストレスに対しても、その場で発散するようにしたのだった。  収容場での点呼の時に、騒然として無秩序な状態にあった室内で、手にした…
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今を生きる入国警備官のために 怒りのコントロール(3)

i 怒りの沸点が高い俺はそれまでの人生の中で、あまり人に裏切られたり、侮辱されたり、謂われない暴力を受けたことはなかった。  つまり比較的に幸せな人生だった訳だ。それは自分にとって良い環境であったのだろうが、人の悪意について感じる能力が鈍感になってしまうことにもなったようだ。  悪意に満ちた言動を善意に解釈したり、貶めようとする言葉…
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今を生きる入国警備官のために 怒りのコントロール(2)

 人はどんな時に怒りを覚えるのだろう?暴力を振るわれた時、侮蔑された時、謂れ無き非難中傷を浴びせられた時、様々なケースが考えられるが、怒りの衝動が沸点に達するまでには、個々人の性格や対峙する相手の態様によっても違ってくる。  俺は自分で比較的に怒り易い性格だと思っていたが、実際はそれほどでもなく、あまり人の言葉や態度に直ちに反応してい…
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今を生きる入国警備官のために 怒りのコントロール(1)

 最近、ロードレイジ、路上の怒りについての事件が多々発生しているが、入国管理局の職員にも、怒りの感情が湧いて、とんでもない状況に置かれることもある。  収容場の警備において、違反調査時において、護送そして送還時において、様々な事件が、事故が起こったことがある。  それらの中で、不可抗力の事故であるものもあれば、個人的な感情のコントロ…
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未だにある入管職員の偏見と差別意識(5)

 両者に共通して言えることは、共に電話による会話において、被差別的な対応を受けたと感じていることだ。  これはどのような職種の人であっても、十分に気を配って対応しなければならないことの一つだ。顔の見えない相手に対する語調や言葉の選択を誤ると、時に相手をクレーマーと化したり、場合によっては録音等をされて、訴訟問題となったりすることもある…
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未だにある入管職員の偏見と差別意識(4)

 結婚を届け出てから氏名が夫の氏に変更されても、旧旅券の氏名で認定証明書が発付されても、氏名変更の事実は新旅券に記載される筈で、問題は無いものと思いながらも、慎重で心配症の彼は入管に問い合わせることにした。  「問題ないですよ」という回答を期待した彼に、入管の審査官は「どうして氏名が変更されてから、認定申請をしないのですか?皆さんそう…
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未だにある入管職員の偏見と差別意識(3)

 もう一つには、年齢の離れた婚姻に関する入管とのやり取りに関係する話だ。  日本人の男性がフィリピン人の女性と結婚した。然程珍しい話ではない。男性が年上で、女性が若いというのもよくある話だった。  ただ、その男性は生真面目で、マスコミ関係の職業柄、手続等についてきちんとしたものを心がけているというところでよくある話とは違っていた。 …
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未だにある入管職員の偏見と差別意識(2)

 特別永住者の中には、特権意識が強く、ちょっとした言葉使いに、過敏に反応して怒り出す者もいたが、彼は温厚な人物で、特別永住者であることに意識を強くしている訳でもなく、韓国人であることに誇りを持って生きてきているから、多くを語ることはないが、これまでも偏見や差別の中で生きてきたものだから、多少の言葉使いに敏感に反応する人物ではない。  …
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未だにある入管職員の偏見と差別意識(1)

 外国人、それもアジア系の外国人に対する差別意識、それが一般の日本人だけではなく、外国人の入国在留管理を行う権限を持つ入国管理局の職員の中に存在するとしたなら、それは思想信条の自由などという問題ではなく、外国人を相手にする入管職員としては不適格と思うし、即刻辞職すべきであると考えるものだ。  そのような職員がいるということを、最近、続…
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在留特別許可されました

 出頭申告してから、一年と六ヶ月、やっと在留特別許可が下りた。日本語以外は話せない米国人の女性の案件だった。  一度も国籍国に行ったこともない女性だから、紛失した旅券の申請にも難渋したが、退去強制にはなることはないと思っていた。  その確信があったにせよ、今日これまでの間には、いろんなことが起きて、私事に関する内容にまで関わることに…
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みなし再入国許可の罠(2)

 それが身分や活動内容に変更がないケースであれば、面倒ではあっても最初からの手続を始めて認定申請すればよいのだが、資格取得した当時とは違う状態にある場合は、認めてもらうのに難渋乃至は諦めて、他の在留資格を選択しなければならなくなる。  何れにしてもそれまで長期に渡り在留していた訳だから、何れかの在留資格を取得し在留することは可能なのだ…
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