テーマ:入国管理局

即日許可された申請(1)

 先日、「短期滞在」で入国した後、日本国内で婚姻したことによる在留資格の変更申請を依頼された。  滞在期限を一ヶ月後に迎えるその夫婦は、婚姻を届け出てから直ぐに入管へ行ったが、相談窓口において、「観光で入った後、結婚したからといって、日本人の配偶者等の在留資格をくれと言っても、それは無理です。在留資格認定証明書交付許可申請をしなさい」…
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改めて難民について考えてみる(5)

 それに加えて、申請者の中には、就労可能な在留資格が取得できなかったり、在留期間の更新ができなかったりした場合に、取り敢えずといった形で難民認定申請する者が多く存在するというのも、更に難民申請を困難にさせている。  申請を取り次ぐ行政書士や弁護士、支援者の中には、在留資格の変更申請や在留期間の更新が上手く行かない場合には、難民認定申請…
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改めて難民について考えてみる(4)

 こうしてみると今、ヨーロッパで発生しているシリア難民などは、当に紛争から逃れてきている条約難民であると言えるのだが、そう言った現在進行形の避難民が日本に逃れてくることを阻むもの、そこに横たわるのは日本との距離の問題である。  着の身着の儘で紛争から逃れてきた避難民が、航空機を利用して日本に到着することは、不可能ではないにしても、普通…
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改めて難民について考えてみる(3)

 難民に認定される者の数が少ない理由には、所謂条約難民ではない経済難民が申請者の大部分を占めていることにも一因がある。 【難民の地位に関する条約】 第一章 一般規定 第一条 「難民」の定義 A この条約の適用上、「難民」とは、次の者をいう。 (一)千九百二十六年五月十二日の取極、千九百二十八年六月三十日の取極、千九…
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改めて難民について考えてみる(2)

 平成25年に我が国において難民認定申請を行った者は3,260人であり,前年に比べ715人(約28%)増加しました。  また,難民の認定をしない処分に対して異議の申立てを行った者は2,408人であり,前年に比べ670人(約39%)増加し,申請数及び異議申立数いずれも,我が国に難民認定制度が発足した昭和57年以降最多となりました。  …
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改めて難民について考えてみる(1)

 明日、11月5日、ロイター通信の記者の取材を受けることになった。  日本においては一般の関心の薄い難民問題に関する取材だ。  俺の経歴から考えたのだろう。収容所における問題点について、取材したいという意向だった。  そこで改めて日本の難民政策、難民とされる者たちの処遇などについて、考えてみることにした。  取り敢えずは、明日の…
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いまさら聞けない入管の話 62 許可葉書を貰ったのに何故許可されないのか?(6)

 そこで問題となるのは、入管の窓口での対応である。本人たちの言い分によると、申請中に出国しても問題はないのかと問い合わせたところ、問題はないとの回答を得たということだった。  申請したその時に問い合わせたのだとしたら、申請者が「短期滞在」であることが容易にわかるのだから、回答した窓口の担当者に瑕疵がある。  但し、今の入管における窓…
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いまさら聞けない入管の話 61 許可葉書を貰ったのに何故許可されないのか?(5)

 では、何故、「短期滞在」では、在留資格変更許可申請をしている最中に、出入国をしては駄目なのでしょうか。  「短期滞在」には数次査証もあることから、同じ「短期滞在」なら良いだろうと判断している方もいるようですが、「短期滞在」の在留資格は、例え数次査証であっても、一回限りの在留資格なのです。  一度、出国してしまえばそこで閉鎖され、次…
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いまさら聞けない入管の話 60 許可葉書を貰ったのに何故許可されないのか?(4)

 ここまでの話の中で、勘の良い方は今回の事案についての回答を導き出せたと思いますが、ひとつずつ検証してみたいと思います。  在留資格認定証明書交付許可申請が許可となり、認定証明書が交付された時、日本にいようが外国にいようがどちらでも良いので、外国にいるのなら証明書を元に在外の日本大使館等で査証申請し、日本に入国すれば良い。  偶々、…
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いまさら聞けない入管の話 59 許可葉書を貰ったのに何故許可されないのか?(3)

 帰国した二人は再び日本へ戻ってきた。一人はみなし再入国で、一人は「短期滞在」で新規の入国を果たした。  二人が再び日本に戻ってから程なく在留資格変更許可申請にかかる通知葉書きが届いた。  葉書きを持って証印窓口に着いた二人を待っていたのは、思いもよらぬ入管の対応だった。 葉書きを受け付けた審査官は、奥に引っ込むとしばらくして窓口…
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いまさら聞けない入管の話 58 許可葉書を貰ったのに何故許可されないのか?(2)

 「技術・人文知識・国際業務」を持つ者の配偶者として、「家族滞在」の在留資格を得るための在留資格認定証明書交付許可申請については、俺が指示した通りの文書を用意して、申請したところ、交付された。  その時、新婚であった二人は既に日本に入国していた。配偶者は「短期滞在」の資格で入国したのだった。  認定証明書が交付された二人は、誰に相談…
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いまさら聞けない入管の話 57 許可葉書を貰ったのに何故許可されないのか?(1)

 以前、在留資格変更許可申請を取り次いだ外国人の関係者から、「先生、一体どうなっているの入管は?」との電話があった。   俺が元入管職員であるが故のクレームに近い電話だ。内容は俺が取り次いだものではないから、俺にクレームをぶつけるのはお門違いなのだが、職員とのやり取りにおける誤解や行き違いに基づくものだと思われるので、これからお話しよ…
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いまさら聞けない入管の話 56 何故、在留特別許可されなかったのか(6)

 口頭審理が終わり、立会いをした夫から話を聞いたが、婚姻に関する質問はなく、もっぱら容疑者の過去の履歴についての話を追及されたということだった。  取り調べを受けてからの婚姻であったから、その点を追求されるのではないかという心配は、事実関係を詳細に説明したことから問題はなかったのだろう。  しかし、口頭審理の段階で夫が聞いた妻の過去…
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いまさら聞けない入管の話 55 何故、在留特別許可されなかったのか(5)

 収容されてから40日が過ぎようとしていた。収容令書が執行されて違反調査、違反審査、口頭審理、異議の申し出に対する裁決、これらの一連の手続きは、最大で60日の収容期間内で終結することになる。  口頭審理が始まろうとしていた頃のことだ。三回目の面接に赴いた俺に、新たな事実が告げられた。  それまで今回の違反調査の前に一回だけ他人名義の…
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いまさら聞けない入管の話 54 何故、在留特別許可されなかったのか(4)

 彼女が入管法に違反したのは、今回が初めてではなかった。2回目の摘発であることは承知していたが、それ以上前に違反したことがあるというのだった。  日本人と結婚して「日本人の配偶者等」の在留資格で在留していたところ、配偶者が死亡し「定住者」としての在留が認められたことからすると、婚姻状況や婚姻の期間が良好で十分なものであることは推測され…
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いまさら聞けない入管の話 53 何故、在留特別許可されなかったのか(3)

 それでも勝機はあった。「定住者」として在留するには、自立した生計が建てられなければならない、その生計の建て方が違法なものであるということはそのまま在留を継続することは叶わないと思えたが、幸いにして以前から交際していた男性が婚姻の上、今後の生活を支えるという事になった。  少し気の強い女性で取り調べにも従順に応じていたとは言えなかった…
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いまさら聞けない入管の話 52 何故、在留特別許可されなかったのか(2)

 受任して一回目の面接において、俺が疑問に思っていたのは、何故、収容されるまで何の手も打たないで過ごしていたのだろうということだった。  摘発されて事情聴取を受けてから収容されるまで半年以上の期間があったのだ。  それは面接の時に判明した。二回目の摘発だったのだ。一回目の摘発の時に、事情聴取を受けただけで、それ以上のお咎めがなかった…
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いまさら聞けない入管の話 51 何故、在留特別許可されなかったのか(1)

 少し前の話、結局、望んでいた在留特別許可はされなかった話だ。  「定住者」の在留資格で在留していた彼女は、ある日、あるクラブの摘発を受けて取り調べを受けることになる。  当初の話では、定住者であるからホステスとして稼働していただけではお咎めはない筈だったが、彼女は店の経営者として違法な従業員を雇用していたことで摘発されたことがわか…
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いまさら聞けない入管の話 50 外国人労働者の導入について(7)

 昨年末、某所で会合が開かれた。その席には人材派遣を業とする人や、研修生を扱っている人などがおり、話題は建設労働者の不足に外国人を充当できないかという話に及んだ。  外国人を受け入れるにあたって、入国の事前審査と入国審査、在留状況の審査に当たる入管の力量もさることながら、受け入れてから雇用管理・監督する会社や団体の責務が重く重要である…
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いまさら聞けない入管の話 49 外国人労働者の導入について(6)

 通常、労働者が熟達するにはどの位の期間が必要なのだろうか。  学校を卒業後、就職した者がどの位で一人前となれるか。人によっても違うだろうが、普通に考えれば仕事をしながら習得するのに、10年がひとつの目安となると思う。  それを考えると現在の研修制度では、そこまで技術を習得させることはできないので、期限を切った単純な作業に従事させる…
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いまさら聞けない入管の話 48 外国人労働者の導入について(5)

 この後、少子高齢化社会が進み、労働力の減少に対して外国人の労働力を導入するにあたり、スキルや経歴をきちんと把握して入国させるのか、それとも入国・在留審査が比較的簡単であるという理由で身分に対して与えられる在留資格をもって在留する外国人を受け入れるのか、そこは慎重な判断が必要とされる。  取り分けこれから必要とされる建設関係の労働者に…
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いまさら聞けない入管の話 47 外国人労働者の導入について(4)

 日本に中長期に在留する外国人のカテゴリーの中で、在留活動に対して与えられる在留資格と身分に対して与えられる在留資格があるのはご承知だと思うが、入管の入国・在留審査の相違点についてはあまり考えられていない。  活動内容に対して与えられる在留資格に比べて、身分関係に対して与えられる在留資格の審査はゆるゆるだと言うことだ。  その者の経…
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いまさら聞けない入管の話 46 外国人労働者の導入について(3)

 そうして理想を何処かに置き忘れた体制は、現代の奴隷制度などと呼ばれるようになり、当初の目標であった労働力の確保すら覚束なくなったのである。  その次に政府が考えついたのが、血統に目をつけた「定住者」を労働力として導入することだった。  所謂、日系人を活動に規制のない「定住者」の在留資格を与えることで、どのような作業場所であっても就…
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いまさら聞けない入管の話 45 外国人労働者の導入について(2)

 最初に選択した研修制度が、その高邁な理想からは程遠い問題の多い制度だったことは疑いの無いところだ。  日本の技術力を海外に広めるために、発展途上にある国から研修生として迎え入れ、4年の研修期間の中で技術を習得し、本国で活躍して貰おうという制度設計だったが、受け入れる側の本音は足らない人手の補充が主たるものであったこと、研修生として入…
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いまさら聞けない入管の話 44 外国人労働者の導入について(1)

 東北の復興も遅々として進まぬ中で、東京にオリンピックが招致されることとなった。  復興が進まぬ理由の一つに、建設関係の労働者が足りないということがある。  そこにオリンピック招致が決まり、七年後までにインフラや競技場の整備が急がれることとなり、建設業界からは関係する事業に従事する労働者の不足を外国人の労働者を導入することで解消して…
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いまさら聞けない入管の話 43  (アフターケアは大切なんだよ)

 俺が受任した案件については、依頼者と連絡が取れなくなるようなことがあれば格別、基本的に受任した案件に係る質問については随時応じることにしているし、在留中に留意しなければならないこと、変動・変化があった時にしなければならないことなどについて、適宜、助言や指導することを心掛けている。  今回の案件については、それが為されていなかった。許…
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いまさら聞けない入管の話 42  (アフターケアは大切なんだよ)

 入国管理局は公務員の定員削減計画下においても増員が認められてきたが、それは主に不正規の外国人を取り締まる入国警備官に振り向けられてきた。  正規業務を取り扱う入国審査官は増員対象にはなく、減少傾向は続いている。特に繁忙期である3月、4月や年末、そして職員が交代で夏休みに入る7月から9月の上旬に掛けては、人手が足りなくなって通常より事…
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いまさら聞けない入管の話 41  (アフターケアは大切なんだよ)

 在留期限が到来しても、許可されないことに焦りを感じた取り次ぎをした行政書士は、俺にどうしたら良いのかを問い合わせて来た。  審査窓口の混雑具合や、入国管理局の審査官が夏休みに入る時期でもあったから、それで許可が遅れているのではないかと想像することができた。  ただ、気になるのは一年間の在留状況を問われていることだ。本当なら、もう少…
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いまさら聞けない入管の話 40  (アフターケアは大切なんだよ)

 その行政書士は何でもない更新申請だと考えていた。だから、金のかかる俺に相談や助言を求めることなく、必要最小限度の申請書を作成し、取り次いだのだった。  二週間もすれば許可通知が届くと思っていたところ、届いたのは追加資料の要請だった。  申請者のこの一年の活動状況の説明を求めてきたのだった。そのとき作成提出した報告書は、俺が見る限り…
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いまさら聞けない入管の話 39  (アフターケアは大切なんだよ)

 入管手続きの依頼を受けて、申請取次行政書士や申請取次資格を有する弁護士などが、認定や変更、更新などの申請を取り次いで許可を受けた後のアフターケアについて考えてみたい。  先月のことだ、ある行政書士から「昨年、在留資格の変更を申請する時に、先生に助言を貰い変更許可された申請の更新が申請してから、一ヶ月になるのに未だ許可されていないので…
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