今を生きる入国警備官のために 怒りのコントロール(4)

 如何に温厚な俺と言っても(ここは笑うところだ)、嫌な言動に遭遇したり、上司から理不尽な指示を受けたりして、それなりにストレスが溜まってしまうこともある。
 溜まり方が緩やかで許容量が多い俺は、ほんの少しのストレスに対しても、その場で発散するようにしたのだった。
 収容場での点呼の時に、騒然として無秩序な状態にあった室内で、手にした特殊警棒を壁に叩きつけ鎮まらせたり、違反調査時に机を叩いて恫喝したり、形だけではあるが、怒っているという状態を見せてみる。
 それで俺のストレスが発散されるかというと、今思えば若干疑問ではあるが、周囲の人間は大人しくなったり、素直に供述したりしたので、効果はあったのだと思う。
 声の大きさや動作は怒りを表したものであっても、実際は然程怒ってはいないのだから、過剰な言動に及ぶことなく、自分をコントロールすることができたのだ。

 続くかも知れない

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